老眼が始まると夜の運転に差し障りが出ますか?
老眼になると「近くのものが見えにくい」といった
典型的な症状が出てきますよね。
ですが初期には、目の疲れが続いたり
夕方になると視界がぼやけたり、かすみがかったような症状で
ものが見えにくくなったりします。
ですので老眼が始まったら、特に車の夜の運転時には
注意が必要になります。
また老眼になると、目のピント調節力の衰えとともに
いろんな目の働きが低下してくるため
明るさや暗さへの順応も遅くなってきます。
例えば、明るい所から暗い所に行くと
暗さに目が慣れるまでに、若い頃よりも時間がかかりますし
逆に暗がりから明るい場所に行くと、よりまぶしさを感じます。
そうしたことからも、老眼になって夜に車の運転をする時には
対向車のライトをまぶしく感じたりします。
これは、光の量を調節する虹彩筋という筋肉の動きが
すぐに反応できなくなってしまっているからなんですね。
●虹彩筋については、こちらのページをご覧ください。
⇒虹彩筋と老眼とはどんな関わりがありますか?
ただ、あまりにも光をまぶしく感じる場合には
白内障の可能性もあるので、早目の眼科受診をおすすめします。
さらに、静止視力(静止したものを見る力)と
動体視力(動いているものを見る力)の両方が、
年を重ねるにつれて、少しずつ衰えてきます。
特に動体視力のほうが衰えていくので
老眼で、夜に車の運転をする時には十分に気をつけたいものです。
動体視力の衰えと併せて、夜は視力も落ちているので
視界に入るものが見えにくいこともあります。
ですので道路端を歩いている人や、黒い服を着ている人などにも
気づきにくくなるので、注意が必要ですね。
また、仕事でパソコン画面を見ている場合には
老眼からくる疲れ目とも重なり、特に夜の運転には差し障りが出るので
目を休めたり、目の周りのマッサージなどで疲れを和らげることも大切です。
さらに近視などがなく、老眼だけですと近くのものを見る以外には
眼鏡をかけないことが多いですよね。
ですが老眼で夜の運転となると、夜は視力も落ちるため
裸眼で運転するのは見えにくいと感じる場合には
目に合わせた、運転用の老眼鏡を用意しておくのが安心ですね。
日によって目の状態も違いますし、雨の日などは
安全のためにも、運転用の老眼鏡をかけることをおすすめします。
また日頃から、老眼にも良いブルーベリーや
ルテインなどのサプリを摂るのも効果的です。
老眼が始まって年齢を重ねるごとに、夜の運転には
支障が出てくるので、車間距離を少し長めにとる、
スピードを出し過ぎないなどの心がけが、やはり一番の安全運転ですよね。
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